「bb」と「cc」という言葉、なんとなく耳にしたことはありますか?化粧品やスキンケア用品でよく使われるこれらの略語ですが、実はそれぞれに得意なこと、目指す効果が違うんです。「bb と cc の 違い」をしっかり理解することで、あなたの肌悩みにぴったりのアイテムを見つけやすくなりますよ。
bb と cc の 違い:基本を押さえよう!
まず、bbクリームとccクリーム、それぞれの名前の由来から見ていきましょう。bbクリームは「Blemish Balm」(傷跡や肌荒れを隠すバーム)の略で、もともとは医療用として開発されたものです。そのため、肌の赤みやくすみ、ニキビ跡といった気になる部分をしっかりカバーする力が高いのが特徴です。一方、ccクリームは「Color Control」(色をコントロールする)や「Complexion Corrector」(肌色補正)の略と言われています。こちらは、肌のトーンを均一に整え、自然な明るさを引き出すことに重点を置いています。
つまり、bbクリームは「隠す」、ccクリームは「補正する」というイメージで捉えると分かりやすいでしょう。
- bbクリーム:カバー力重視、厚塗り感が出やすいことも
- ccクリーム:色補正・トーンアップ重視、ナチュラルな仕上がり
では、具体的にどのような違いがあるのか、表にまとめてみましょう。
| 特徴 | bbクリーム | ccクリーム |
|---|---|---|
| 主な目的 | 肌悩みのカバー、隠す | 肌色の均一化、明るさアップ |
| カバー力 | 高い | やや低め~普通 |
| 仕上がり | しっかり、マット | ナチュラル、ツヤ感 |
| UVカット効果 | 含まれるものが多い | 含まれるものが多い |
テクスチャーと使い心地の違い
bbクリームは、カバー力を重視するため、比較的しっかりとしたテクスチャーのものが多いです。そのため、塗った後は少し厚塗り感を感じることもありますが、その分、気になる肌悩みをしっかり隠してくれます。乾燥肌の方でも使いやすいように、保湿成分が配合されているものも少なくありません。顔全体に薄く伸ばすというよりは、気になる部分に重ね付けするような使い方がおすすめです。
一方、ccクリームは、軽やかなテクスチャーで、肌にスッと伸びやすいのが特徴です。まるで肌そのものが色補正されたかのような、自然で透明感のある仕上がりを目指せます。薄づきなので、肌に負担をかけたくない日や、ナチュラルメイクをしたい日にぴったりです。肌のくすみが気になる方や、ほんのりトーンアップしたい方には特におすすめです。
それぞれのテクスチャーと使い心地をまとめると、以下のようになります。
- bbクリーム:やや重め、しっかりカバー
- ccクリーム:軽め、なじみやすい
どちらを選ぶかは、あなたの肌の状態や、なりたい肌のイメージによって変わってきます。
- 肌の赤みやシミをしっかり隠したい → bbクリーム
- 肌のくすみを飛ばして明るく見せたい → ccクリーム
カバー力と色補正力の比較
bbクリームの最大の強みは、その高いカバー力にあります。ニキビ跡やシミ、そばかすなど、目立ちやすい肌悩みをピンポイントで隠すことができます。まるでファンデーションのような役割も果たしてくれるため、これ一つでベースメイクが完了することも多いでしょう。ただし、カバー力が高い分、肌の色に合わないと白浮きしたり、厚ぼったく見えたりする可能性もあります。使う際は、自分の肌色に合ったものを選ぶことが非常に重要です。
ccクリームは、bbクリームほどの高いカバー力はありませんが、肌色のコントロールに特化しています。肌の赤みを抑えたり、黄ぐすみを補正したりして、全体的に均一で明るい印象の肌へと導きます。光を反射させるパールやラメが配合されていることも多く、肌に自然なツヤ感を与えてくれる効果も期待できます。素肌感を活かした、透明感のある仕上がりを目指すのに最適です。
カバー力と色補正力について、さらに詳しく見てみましょう。
| 項目 | bbクリーム | ccクリーム |
|---|---|---|
| カバー力 | ★★★☆☆ (高い) | ★★☆☆☆ (普通) |
| 色補正力 | ★★☆☆☆ (普通) | ★★★☆☆ (高い) |
配合成分とスキンケア効果
bbクリームは、カバー力を高めるために、顔料が多く配合されている傾向があります。そのため、肌への負担が気になるという方もいるかもしれません。しかし、最近では、保湿成分や美容液成分を配合したbbクリームも増えており、スキンケア効果も兼ね備えたものが多く登場しています。例えば、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどが配合されているものは、メイク中も肌の潤いを保ってくれます。
ccクリームは、肌色を整えることに加え、スキンケア効果も重視されている製品が多いのが特徴です。ビタミンC誘導体のような美白効果が期待できる成分や、肌荒れを防ぐ成分が配合されていることもあります。肌に優しい処方で作られているものが多く、敏感肌の方でも使いやすいというメリットもあります。日焼け止め効果が高いものも多く、日常使いしやすいのが魅力です。
配合成分とスキンケア効果について、まとめると以下のようになります。
- bbクリーム:カバー成分+保湿・美容成分
- ccクリーム:色補正成分+美白・肌荒れ防止・保湿成分
どちらも、単なるメイク下地やファンデーションとしてだけでなく、スキンケアの観点からも選ぶことができます。
- 肌の乾燥が気になるなら、保湿成分が豊富なものを選ぶ。
- 肌のくすみや色ムラが気になるなら、ビタミンC誘導体などが配合されたものを選ぶ。
UVカット効果の有無と強さ
bbクリームもccクリームも、多くの製品にUVカット効果が含まれています。日焼け止めを別途塗る手間が省けるため、忙しい朝には嬉しいポイントですよね。しかし、SPFやPAの値は製品によって大きく異なります。普段使いであればSPF30、PA+++程度でも十分な場合が多いですが、屋外で過ごす時間が長い場合や、夏場などは、より高いUVカット効果のあるものを選ぶようにしましょう。
UVカット効果を比較する際のポイントは以下の通りです。
| 指標 | 意味 |
|---|---|
| SPF | 紫外線B波(UVB)を防ぐ効果(日焼けによる赤み・炎症を防ぐ) |
| PA | 紫外線A波(UVA)を防ぐ効果(日焼けによるシミ・しわ・たるみに関係) |
日焼け止め効果を重視するなら、以下の点に注意して選びましょう。
- SPF値:数字が大きいほど効果が高い(例:SPF50はSPF30より強力)
- PA値:「+」の数が多いほど効果が高い(例:PA++++はPA+++より強力)
製品によっては、bbクリームやccクリーム自体に、十分なUVカット効果があるものもあります。それでも、心配な場合は、別途日焼け止めを併用することをおすすめします。特に、汗をかきやすい夏場や、長時間屋外にいる場合は、こまめな塗り直しも大切です。
肌質別のおすすめの選び方
あなたの肌質に合ったbbクリームやccクリームを選ぶことも、仕上がりを左右する重要なポイントです。乾燥肌の方は、保湿成分が豊富に配合されたbbクリームを選ぶと、メイク中も肌の潤いを保ち、乾燥による化粧崩れを防ぐことができます。また、ミネラルオイルなどの油分が多すぎないものを選ぶと、肌への負担も軽くなります。
脂性肌や混合肌の方は、皮脂吸着パウダーなどが配合された、テカリを抑える効果のあるbbクリームやccクリームがおすすめです。また、オイルフリー処方のものを選ぶと、ベタつきにくく、サラッとした仕上がりになります。どちらのタイプも、軽やかなテクスチャーのccクリームは、肌に負担をかけにくいため、使いやすいでしょう。
肌質別のおすすめの選び方をまとめると、以下のようになります。
- 乾燥肌:保湿成分配合、油分控えめなもの
- 脂性肌・混合肌:皮脂吸着成分配合、オイルフリー処方のもの
敏感肌の方は、肌に優しい処方のものを選ぶことが大切です。無香料、無着色、アルコールフリーなどの表示があるか確認し、パッチテストを行うなどして、肌に合うかどうか慎重に選びましょう。ccクリームは、肌への負担が少ないものが多いため、敏感肌の方にもおすすめです。
まとめ:あなたの肌に合うのはどっち?
ここまで「bb と cc の 違い」について詳しく見てきましたが、いかがでしたか?bbクリームはカバー力が高く、肌悩みをしっかり隠したい時に。ccクリームは肌色を整え、ナチュラルな明るさを出したい時に適しています。どちらが良いかは、あなたの肌の状態や、なりたい仕上がりによって異なります。両方の特徴を理解して、あなたの肌にぴったりのアイテムを見つけて、自信のある肌を手に入れてくださいね!